サイコロジカルラインとは:知っておくと役立つFX知識

サイコロジカルライン

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サイコロジカルラインとは強気相場、弱気相場を確率で表したオシレーター系のテクニカル指標です。
サイコロジカルとは心理的と言う意味で、FX取引において、買われ続けたり、売られ続けても、いつかは反転する時期がきます。サイコロジカルラインはその反転時期の目安としてよく使用されています。

 

サイコロジカルラインの計算方法は単純

計算方法はとても単純で直近12日間の中で前日比プラスの日数を数え、12で割ったものを百分率で表します。例えば、直近12日間で前日比プラスの日数が9日あれば9を12で割るので0.75となり、75%となります。

ちなみに、前日比が変わらない場合は、前日と同じにします。前日がプラスであれば、その日もプラスにして、前日がマイナスであれば、その日もマイナスにします。

 

サイコロジカルラインの見方

サイコロジカルラインが50%の場合は中立です。25%以下になると売られ過ぎとなり、反転する可能性が高くなるので、買いシグナルとなります。75%以上になると買われ過ぎとなり、反転する可能性が高くなるので、売りシグナルとなります。また、20%以下では底値ゾーン、80%以上は過熱ゾーンといわれています。

GMOクリック証券 プラチナチャート サイコロジカルラインの見方

GMOクリック証券【FX】 プラチナチャート サイコロジカルライン

 

一般的なサイコロジカルラインは12日ですが、使用日数は12日以外にも、日足では8日、22日、週足では8週、13週などで使用することもあります。
また、前日比プラスの日数を勝ち、前日比マイナスの日数を負けとして、サイコロ9勝3敗のように実際の数字で表記することもあります。

前日比プラスの日数とマイナスの日数の出現率が半々であれば、サイコロジカルラインが80%以上や20%以下になる確率は極めて低いため、反転する可能性がとても高いと考えられます。

しかし、FX取引において前日比プラスの日数とマイナスの日数の出現率は不安定です。投資家が想定できなかった出来事が起これば、サイコロ12勝0敗やサイコロ0勝12敗になることもあり得るので、サイコロジカルラインのみ参考にするのではなく、その他のテクニカル分析やファンダメンタルズ分析と合わせて、FX取引をした方が良いといえます。