一目均衡表:価格へのインパクトが大きい人気のテクニカル指標

一目均衡表|価格へのインパクトが大きい人気のテクニカル指標

一目均衡表は日本人が作り出したテクニカル指標で、今や世界中で利用される人気の指標となっており、価格へのインパクトの強い指標と言えるでしょう。

一目均衡表は細田悟一氏(ペンネーム:一目山人)が1935年に2000人のスタッフと7年の歳月をかけて考案した時間軸と相場バランスを重視して作られたテクニカル分析法です。

使いこなす事は難しい指標と言われてますが、トレンドや転換期を判断するのにひじょうに有効な指標と言えるでしょう。

 

一目均衡表の見方

一目均衡表はローソク足を使用して、基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパン、雲を導きます。
基準線(黄)は当日を含め過去26日間の高値と安値の中間値です。
転換線(赤)は当日を含め過去9日間の高値と安値の中間値です。
先行スパン1(青)は基準線と転換線の中間値を26日先に記入します。
先行スパン2(黄緑)は過去52日間の高値と安値の中間値を26日先に記入します。
遅行スパン(緑)は当日の終値を26日前に記入します。
雲は先行スパン1と先行スパン2の間にできた面積のことをいいます。

一目均衡表(GMOクリック証券 プラチナチャート)

上記はGMOクリック証券【FX】プラチナチャートにて一目均衡表を表示させた例です。

一目均衡表の見方は最初に基準線に注目します。基準線よりも転換線の方が上にある場合は上昇トレンド、基準線よりも転換線の方が下にある場合は下降トレンドと判断します。

また、転換線が基準線を下から上に突き抜けるとゴールデンクロスといい、下降トレンドから上昇トレンドに変化するため買いとなり、転換線が基準線を上から下に突き抜けるとデッドクロスといい、上昇トレンドから下降トレンドに変化するため売りとなります。

次に先行スパン1と先行スパン2の間にできた面積である雲に注目します。雲の上にローソク足がある場合には上昇トレンドで下落しても雲の上限が支持帯となります。ローソク足が雲の中に入ると、雲の中ではトレンドが中立となり、雲の上が抵抗帯、雲の下が支持帯となります。雲の下にローソク足があると、下降トレンドで上昇しても、雲の下が抵抗帯となります。雲の上限及び下限を突き抜けるには、相当のエネルギーが必要とされます。特に雲の上限と下限の間が大きければ大きいほど、強い支持帯や抵抗帯になります。

最後に遅行スパンに注目します。遅行スパンは当日を含めた26日過去のローソク足で比較します。基準線と転換線の関係と同じく、基準線を遅行スパン、転換線を当日を含めた26日過去のローソク足に置き換えると同じ意味になります。

以上のように一目均衡表は3つの要因から成り立ち、すべてが買いシグナルであれば三役好転、その逆は三役逆転といいます。

 

 

移動平均線(Moving Average):最もポピュラーなテクニカル指標

移動平均線とは(Moving Average)

いざFXを初めてみても、売買のポイントは分かりづらく、何を参考にしてよいか分からずに戸惑ってしまいます。自分の思うように売買をして、うまくいくこともありますが勘などの感覚に頼ってしまうトレードは危険です。

そこで参考にしていただきたいのが、テクニカル指標を用いた分析です。この指標は、過去の価格や時間を計算式にあてはめて、今後の価格の予想をするもので、そのひとつに移動平均線があります。

移動平均線は、トレードを行う人であれば一番利用されているといっても過言ではないツールで、取引時間の最後についた価格である終値の平均値で算出されています。

例えば、5日移動平均線であれば、常に過去5日間の終値の平均値で算出され、大きなトレンドを見極めるうえで、最も有効な分析方法と言われています。線の傾きをみればトレンドが把握できるのです。グラフが上昇しているのか下降しているのかに注目しつつ、トレンドに変化が現れると、移動平均線を見極めることが大切です。一般的には、5線が短期的な移動平均線として利用され、25日線、75日線が中期的な移動平均線として利用され、長期的な場合には、200日線が移動平均線として利用されます。

 

最もポピュラーな移動平均線(Moving Average)

メタトレーダーにて5日線(赤)25日線(青)75日線(黄色)を表示させた例です。
テクニカル分析には日足5本のFXTF MT4
が必須です。

 

中でも、FXトレーダーが基本として知っておくと便利なのが、ゴールデンクロスとデッドクロスです。これらの動きは、移動平均線の鉄板パターンとして知られており、ゴールデンクロスが現れた場合は、”買い”の合図です。逆にデッドクロスが現れた場合は”売り”の合図になります。ただし双方ともに、最終的な値動きを見抜くことは困難ですが、中期や長期の移動平均線よりトレンドを判断し、上昇トレンドならゴールデンクロスのみエントリーポイントとしたり、下降トレンドであればデッドクロスのみをエントリーポイントとする事により精度を高める事が可能です。

ただし、もみ合いの相場などではこの効力が発揮できず、じっくりと腰を据えてトレンドが動きだす頃合いを見計らったりすることおすすめです。相場がシグナル通りに動かないこともあるので、自分の財産を守るべくしっかりと様々な指数などにも注意を払ってトレードすることが重要です。

 

 

FXにおけるトレンド系テクニカル分析の特徴

トレンド系テクニカル分析

FXの取引スタイルというとスキャルピングやデイトレード、スイングや長期売買などいくつか取引スタイルがあります。

また、順張りや逆張りスタイルがありますが初心者には順張りが推奨されています。なぜならば相場が動いた時にポジションを持つので波に乗れ、比較的利益を出しやすいと言われています。

一方、逆張りは成功すると大きく利益を狙えますが、初心者には底や天井を予測するのは難しく感じます。このような理由からも初心者は順張りが向いています。

 

順張りにはトレンド系のテクニカル分析が有効

順張りにはトレンド系のテクニカル分析が有効な手段です。どのようなテクニカル分析があるかというと移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表、他にもパラボリックやポイント&フィギュアなどもあります。

特に筆者も重要視している移動平均線やボリンジャーバンドを使用して取引しているトレーダーが多いようですが、一つだけのテクニカル分析で判断せず、トレンド系でも複数のテクニカル分析を組み合わせて判断するとダマシを防げます。

FXは100%勝てるテクニカル分析はないと考えるべきです。しかし、テクニカル分析を組み合わせることで勝率を高めることは可能なのでいくつかのテクニカル分析で判断してみて一番、勝率のいいものを選んでいくといいでしょう。

また、トレンド系と買われすぎや売られすぎを判断できるオシレーターと組み合わせて判断していくのもお勧めです。あくまでも目安として買われすぎのサインが出た場合、ここで売りポジションを持たず、トレンド系にサインが出たらポジションを持つと勝率も高くなります。

また、トレンド系で人気の移動平均線で判断する場合でも支持線や抵抗線と一緒に判断するといいでしょう。例えば、買いの場合、移動平均千がゴールデンクロスして抵抗線を突破した時は上昇相場が期待できます。反対に売りの場合、移動平均線がデッドクロス、支持線を割ったら下落が進むと予想できますから、ここで売りポジションを持つといいでしょう。他にも手法はありますが、移動平均線と支持線や抵抗線は初心者にも比較的優しい手法といえます。

 

複数のテクニカル指標を取引に用いた例

FXTF MT4チャートインジケータ 複数表示

上記はMT4チャート上に水色線がボリンジャーバンド、赤線が移動平均線(Moving Average) 下段にRSIを表示した例です。

複数のテクニカル指標を使う事によって、例えばトレンド系テクニカル指標のボリンジャーバンド、移動平均線でトレンドを確認しショートでエントリーを行い、利確ポイントをオシレーター系テクニカル指標のRSIで売られすぎを判断すると言った事が可能です。

またいくら下落トレンドと言ってもRSIで売られすぎの状態であれば一旦反発の可能性があると判断し、ショートでのエントリーは見送る等の判断が出来ます。

 

テクニカル分析を行う上で必須なのが日足5本足で表示されるメタトレーダー(MT4)チャートです。

多くのブログでのテクニカル解析がメタトレーダーMT4チャートを利用して解説されており、このチャートの表示に慣れる事がテクニカル分析をマスターする最短の方法です。

MT4はどこのFX会社も同一操作の為、一度操作に慣れれば世界中のMT4業者を利用する事が可能です。

但しMT4はFX会社によりサーバー時間が様々で、サーバー時間GMT2(夏時間GMT3)の日足5本足で表示されるチャートでないと正確なテクニカル分析は不可能です。(これ以外のサーバー時間のFX会社のMT4は日足が6本表示され使い物になりません)

国内メタトレーダー業者はGMT9が一般的です。その中で安心な国内MT4業者でありながら日足5本、GMT2のFXTF MT4
は希少な存在です。

スプレッドも最狭水準のドル円0.3銭、ユーロ円0.6銭です。

口座開設は無料で口座維持管理料も無料な為、チャートの利用のみ利用でもOKです!

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