FXにおけるトレンド系テクニカル分析の特徴

トレンド系テクニカル分析

FXの取引スタイルというとスキャルピングやデイトレード、スイングや長期売買などいくつか取引スタイルがあります。

また、順張りや逆張りスタイルがありますが初心者には順張りが推奨されています。なぜならば相場が動いた時にポジションを持つので波に乗れ、比較的利益を出しやすいと言われています。

一方、逆張りは成功すると大きく利益を狙えますが、初心者には底や天井を予測するのは難しく感じます。このような理由からも初心者は順張りが向いています。

 

順張りにはトレンド系のテクニカル分析が有効

順張りにはトレンド系のテクニカル分析が有効な手段です。どのようなテクニカル分析があるかというと移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表、他にもパラボリックやポイント&フィギュアなどもあります。

特に筆者も重要視している移動平均線やボリンジャーバンドを使用して取引しているトレーダーが多いようですが、一つだけのテクニカル分析で判断せず、トレンド系でも複数のテクニカル分析を組み合わせて判断するとダマシを防げます。

FXは100%勝てるテクニカル分析はないと考えるべきです。しかし、テクニカル分析を組み合わせることで勝率を高めることは可能なのでいくつかのテクニカル分析で判断してみて一番、勝率のいいものを選んでいくといいでしょう。

また、トレンド系と買われすぎや売られすぎを判断できるオシレーターと組み合わせて判断していくのもお勧めです。あくまでも目安として買われすぎのサインが出た場合、ここで売りポジションを持たず、トレンド系にサインが出たらポジションを持つと勝率も高くなります。

また、トレンド系で人気の移動平均線で判断する場合でも支持線や抵抗線と一緒に判断するといいでしょう。例えば、買いの場合、移動平均千がゴールデンクロスして抵抗線を突破した時は上昇相場が期待できます。反対に売りの場合、移動平均線がデッドクロス、支持線を割ったら下落が進むと予想できますから、ここで売りポジションを持つといいでしょう。他にも手法はありますが、移動平均線と支持線や抵抗線は初心者にも比較的優しい手法といえます。

 

複数のテクニカル指標を取引に用いた例

FXTF MT4チャートインジケータ 複数表示

上記はMT4チャート上に水色線がボリンジャーバンド、赤線が移動平均線(Moving Average) 下段にRSIを表示した例です。

複数のテクニカル指標を使う事によって、例えばトレンド系テクニカル指標のボリンジャーバンド、移動平均線でトレンドを確認しショートでエントリーを行い、利確ポイントをオシレーター系テクニカル指標のRSIで売られすぎを判断すると言った事が可能です。

またいくら下落トレンドと言ってもRSIで売られすぎの状態であれば一旦反発の可能性があると判断し、ショートでのエントリーは見送る等の判断が出来ます。

 

テクニカル分析を行う上で必須なのが日足5本足で表示されるメタトレーダー(MT4)チャートです。

多くのブログでのテクニカル解析がメタトレーダーMT4チャートを利用して解説されており、このチャートの表示に慣れる事がテクニカル分析をマスターする最短の方法です。

MT4はどこのFX会社も同一操作の為、一度操作に慣れれば世界中のMT4業者を利用する事が可能です。

但しMT4はFX会社によりサーバー時間が様々で、サーバー時間GMT2(夏時間GMT3)の日足5本足で表示されるチャートでないと正確なテクニカル分析は不可能です。(これ以外のサーバー時間のFX会社のMT4は日足が6本表示され使い物になりません)

国内メタトレーダー業者はGMT9が一般的です。その中で安心な国内MT4業者でありながら日足5本、GMT2のFXTF MT4
は希少な存在です。

スプレッドも最狭水準のドル円0.3銭、ユーロ円0.6銭です。

口座開設は無料で口座維持管理料も無料な為、チャートの利用のみ利用でもOKです!

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FXでモメンタムを活用して強気相場、弱気相場を判断

モメンタムとは?

モメンタムとは?

チャート分析では、日足の終値のような1次情報を加工するチャートも利用されます。そのようなチャートの中で、算出式が簡単で、それでいて利用価値の高いものにモメンタムがあります。

momentumとは「勢い、はずみ」と言う意味で、相場の勢い、いわゆる強気相場、弱気相場を判断するのに使う事が出来るオシレーター系テクニカル指標です。

モメンタムの値の算出式は、日足を使いますと次のようになります。
当日のモメンタム=当日の終値(清算値)-n日前の終値(清算値)です。ここで、nは10日や25日が使われることが多く、また週足なら9週、13週、26週、月足なら3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月が使われます。

 

モメンタムの見方、使い方

モメンタムのチャートは、0を中心にしてプラスとマイナスの間を行き来します。チャート自体は、ギザギザの折れ線グラフになります。

モメンタムの基本的な使い方は、マイナスからプラスに転換した時には買いで、プラスからマイナスになった時には売りというものです。

また、プラス圏内でさらに上昇している時には強気相場と判断して、逆にマイナス圏内でさらに下降する時には弱気相場であると判断します。これはトレンドにそったポジションをとる時に使えます。

DMM FXプレミアチャートモメンタム

 DMM.com証券プレミヤチャート

 

一方で、プラス圏内で横ばいになることがありますが、これは強気相場が一服しているか反転するかを表します。反対にマイナス圏内で横ばいになる時には、弱気相場も一服しているか反転するかを表します。

もし、プラス圏にあって、横ばいの時、直近の上値を超えられないようであれば、試しに売ポジションを建てることもあります。逆にマイナス圏で横ばいの時に、直近の安値を下回らないようであれば、試しに買ポジションを建ててみるわけです。

以上がモメンタムについての基本的な知識ですが、結構ダマシもあります。これを回避するには、ポジションを建てる時には、試しのポジションを建ててみて、ダメな時には損切りを、それで行けそうな時には何回かに分けてポジションを積み上げるやり方があります。

モメンタムだけに限らずどのテクニカル指標にも必ずダマシが存在します、よってモメンタムだけで判断せず、複数のテクニカル指標を組み合わせて判断する事により取引精度を高めて行きましょう。

 

 

サイコロジカルラインとは:知っておくと役立つFX知識

サイコロジカルライン

サイコロジカルラインとは強気相場、弱気相場を確率で表したオシレーター系のテクニカル指標です。
サイコロジカルとは心理的と言う意味で、FX取引において、買われ続けたり、売られ続けても、いつかは反転する時期がきます。サイコロジカルラインはその反転時期の目安としてよく使用されています。

 

サイコロジカルラインの計算方法は単純

計算方法はとても単純で直近12日間の中で前日比プラスの日数を数え、12で割ったものを百分率で表します。例えば、直近12日間で前日比プラスの日数が9日あれば9を12で割るので0.75となり、75%となります。

ちなみに、前日比が変わらない場合は、前日と同じにします。前日がプラスであれば、その日もプラスにして、前日がマイナスであれば、その日もマイナスにします。

 

サイコロジカルラインの見方

サイコロジカルラインが50%の場合は中立です。25%以下になると売られ過ぎとなり、反転する可能性が高くなるので、買いシグナルとなります。75%以上になると買われ過ぎとなり、反転する可能性が高くなるので、売りシグナルとなります。また、20%以下では底値ゾーン、80%以上は過熱ゾーンといわれています。

GMOクリック証券 プラチナチャート サイコロジカルラインの見方

GMOクリック証券【FX】 プラチナチャート サイコロジカルライン

 

一般的なサイコロジカルラインは12日ですが、使用日数は12日以外にも、日足では8日、22日、週足では8週、13週などで使用することもあります。
また、前日比プラスの日数を勝ち、前日比マイナスの日数を負けとして、サイコロ9勝3敗のように実際の数字で表記することもあります。

前日比プラスの日数とマイナスの日数の出現率が半々であれば、サイコロジカルラインが80%以上や20%以下になる確率は極めて低いため、反転する可能性がとても高いと考えられます。

しかし、FX取引において前日比プラスの日数とマイナスの日数の出現率は不安定です。投資家が想定できなかった出来事が起これば、サイコロ12勝0敗やサイコロ0勝12敗になることもあり得るので、サイコロジカルラインのみ参考にするのではなく、その他のテクニカル分析やファンダメンタルズ分析と合わせて、FX取引をした方が良いといえます。