FX取引の手数料って一般的にどうなっている?

FX取引の手数料って一般的にどうなっている?

投資を行う際には得られる利益の方ばかりに目が行きがちですが、その一方で取引に伴い少なからぬコストが発生します。
FX取引においても運営会社に対しては費用の支払いが必須になるのですが、一般的にどのようなコストが掛かるのでしょうか。
このFX取引で生じる費用の種類についてですが、売買手数料・スプレッド・口座維持費の3種類が挙げられます。

 

FX取引の売買手数料

まずFX取引の売買手数料とは外貨を売買する際に掛かる費用で、支払いが必要な会社があれば完全無料もしくは条件付で無料になる会社もあります。
会社間の競争が激しい中では無料にしている所が多いのですが、費用が掛かるケースでは1単位(1千または1万通貨)あたりいくらと記載されており、例えば1単位500円と設定されており米ドルを2単位(2万ドル)売買した場合は500円×2単位で1000円が費用として請求されます。

 

スプレッド

続いてスプレッドは通貨ペアの売値と買値の価格差のことを指しています。
これは為替レートにBid(売)100.500円、Ask(買)100.490円などと記載されており、このケースでは双方の差額0.01つまり1銭がスプレッドに該当し、取引に掛かる実質的なコストになるのです。

 

口座維持費

また口座維持費に関しては口座を持つことで毎年発生する費用です。
ただこの口座維持費についてもFX取引の売買手数料と同様に無料としている会社が一般的に多くなりますので、FX取引ではスプレッドのみがコストとして負担するだけに留まります。

 

 

FXは儲かったら税金は納めなくてはいけない?

FXは手軽に行なえる投資ですので、お小遣い稼ぎ程度で儲かったりデイトレーダーのように仕事として取引を行う場合もあります。
初心者の方でも慣れてくると手堅く利益を出して儲かるようになりますので、気がつくと小金が大金に化ける事も往々にしてあるのです。

 

FXは儲かったら税金は納める?

ただ少なからぬ利益を得るようになると心配なのはFXでの税金についてです。
宝くじの場合は無税であると公表されていますので、数億円単位で当選しても税金を払う必要は全くないのですが、一方で取引で得た利益の場合はどのような扱いになるのでしょうか。
特にサラリーマンの方の場合は源泉徴収から外れますし、確定申告に疎い事もありますのでそのまま放置するケースもあるのですが、基本的に一部を除き確定申告を行なう必要があります。
確定申告が不要なケースとしては、サラリーマンで年収2000万円以下で給与所得以外の所得が20万円以下の人、専業主婦や無職で所得が38万円以下の人、パート等収入が65万円以下でFX等の所得が38万円以下の人などがあてはまり、それ以外は全て申告が必須です。

 

バレなければいい?

FXに関する税金は、取引を行う方の中には確定申告の必要があるにも関わらずバレなければ良いと高を括るケースもあります。
しかし実際のところFX会社より損益データが税務署に提出されていますので、基本的に課税から逃れることはできません。

 

収めなかった場合の罰則

無申告のままでいると無申告加算税や延滞税などの罰金が課せられることになり、加えて悪質であれば裁判で有罪になる可能性もありますので、しっかりと税理士に相談して必要な申告を行いましょう。

 

 

FXスプレッドって一体何?スプレッドの正しい知識

FXスプレッドって一体何?スプレッドの正しい知識

FXの取引では投資の専門用語が様々登場しますので、初めての方にとっては分かりづらい言葉が多くあります。
難しい漢字などは分かりづらいものですが、横文字になるとさらに輪をかけるように分からない言葉も多く、その中でFXのスプレッドとは一体何なのでしょうか。

 

スプレッドの正しい知識

スプレッドとは英語表記でSpreadになり、これはもとより広がりや幅などを意味する言葉なのですが、FXでは取引の際に必要になる手数料のことを指しています。
このFXスプレッド手数料は為替レートを表示した時に各通貨ペアごとに表示されており、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差で表わしています。
例えば米ドル/円の通貨ペアでBid122.637・Ask122.640であった場合は下二桁の価格差が手数料にあたり、この場合はSpread0.3(3銭)となりますので正しい知識として覚えておきましょう。

 

FXでスプレッドが安いとお得に取引できる

FX会社は投資家に取引の場を提供する一方で、様々な手数料を受け取る事で利益を上げています。
まさにこの価格差が手数料にあてはまり、会社の利益の多くはここから得ているのです。
また投資家からすれば買値と売値の双方の数字の幅が狭ければ狭いほど手数料を安く済ませることに繋がり、投資におけるコストを削減する事ができます。

 

原則固定とは何か

原則固定とは買値と売値の幅が原則として固定されているシステムのことを指しています。
ただあくまで原則としての固定で相場が大きく動く時間帯の適用であり、流動性が低い時には幅が広がる事がありますので、この点もまた正しい知識として押えておきましょう。