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日本は、江戸時代から相場が盛んで米相場は戦前まで活況を呈していましたし、その他の先物取引、例えば株式の先物なども戦前には行われていました。
戦後の先物取引は、長い間低迷していましたが、外国為替の自由化からFX取引がはじまりますと、多くの人が参入してきました。
しかし、FXの取引手法は非常に多くの手法があって、特に初心者の人には、どれを取引の判断基準にして良いのか迷うのではないでしょうか。
ここでは、シンプルな手法として、日本に古くから伝わる新値足を使ったものを紹介します。
新値足
過去の高値を超えた値のことを新高値、過去の安値を下回った値を新安値といいますが、いずれもまとめて新値といいます。
これだけですと日足と同じようになりますので、過去の3本あるいは5本前の値を超えない限りは、トレンドが変化していないと判断するのが新値足です。
例えば、新値3本足については、100、105、110、113と新高値をつけてきたとします。この時にはチャートに書き加えますが、次に108と下がった時には、3本前の安値の100を下回りませんので何も書き加えません(トレンドは継続中と判断)。
その次に98となったとしますと100を下回りましたので、トレンドが反転したと判断すると共に初めてチャートを書き加えます。
なお、チャートの書き方では、多くの場合、下記のロウソク足のように上昇は白抜きの長方形を、下降では黒塗りの長方形を使います。
新値三本足の使い方
このチャートは、上記の説明の通り、現在のトレンドが上昇しているのか、あるいは、下降しているのかの判断に使えます。反転しない限りはトレンドにそったポジションを維持するのが基本です。
もし、トレンドが反転した時には、躊躇せずに反対のポジションに切り替えるか、ポジションを解消して様子見をするかにします。
FXでは、新値足はマイナーな存在です。しかし、この古くから続くチャートは、FXでも有効で、特にトレンドフォローの手法をしている人には、いま一度見直されても良いシンプルな手法でしょう。